【株式市場】日経平均は442円安、NY株の大幅反落など受け自動車株など安い

◆日経平均は2万5979円75銭(442円30銭安)、TOPIXは1841.66ポイント(27.14ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億1676万株

 9月30日(金)前場の東京株式市場は、ドイツの物価指標高騰を受けたEUの再利上げ観測やNY株の大幅反落を受け、自動車株が含まれる「輸送用機器」が東証の業種別指数(33業種)の値下がり率1位となり、「電機機器」は値下がり率3位となった。半面、住友不<8830>(東証プライム)などの不動産株は円安を受け海外から国内の不動産買い活発との報道などを受けて堅調に推移し、アステラス製薬<4503>(東証プライム)や科研製薬<4521>(東証プライム)などの薬品株、食品株の一角が高い。日経平均は182円安で始まり次第安となり、前引け間際に493円04銭安(2万5929円01銭)まで下押した。

 KDDI<9433>(東証プライム)などの携帯キャリア3銘柄が上げ、「通信用電波の一部、オークションで割り当て、総務省}日本経済新聞9月29日付朝刊)など買い材料視。キユーピー<2809>(東証プライム)は三菱UFJモルガンスタンレー証券による目標株価の引き上げなど好感され一段と出直り、コーセー<4922>(東証プライム)はUBS証券による引き上げなど好感され続伸基調。ソフトウェア・サービス<3733>(東証スタンダード)は10月決算の上振れ期待など言われ一段高。HOUSEI<5035>(東グロース)は中国向けEC事業での新サービスなど材料視され一時ストップ高。

 30日新規上場のグッピーズ<5127>(東証グロース)は午前9時56分に2020円(公開価格1550円の30%高)で売買が成立し初値をつけた。その後2120円まで上げ、前引けは2008円。

 東証プライム市場の出来高概算は6億1676万株、売買代金は1兆4656億円。プライム上場1831銘柄のうち、値上がり銘柄数は271銘柄、値下がり銘柄数は1507銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種が値上がりし、医薬品、不動産、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る