ASIAN STARの第1四半期間は戸建事業が順調に推移したこと等から3ケタの大幅増収増益

■利益面では既に第2四半期連結業績予想を上回る

 ASIAN STAR<8946>(JQS)の今期18年12月期の第1四半期間は、不動産販売事業において、戸建事業が順調に推移し、レジデンス2棟の引き渡しが完了したことから、3ケタの大幅増収増益となった。

 同社は、賃貸マンションの家賃管理業務を中心とした不動産管理事業を事業領域の中心に据え、それに関連する不動産仲介事業、不動産賃貸事業のさらなる収益向上を目指すと共に、不動産販売事業の業容拡大を目指している。

 そのような状況の中での第1四半期連結業績は、売上高16億31百万円(前年同期比253.0%増)、営業利益65百万円(同114.9%増)、経常利益50百万円(同240.3%増)、純利益39百万円(同720.3%増)となった。

 ちなみに、第2四半期の業績予想は、売上高20億50百万円、営業利益45百万円、経常利益40百万円、純利益28百万円を見込んでいることから、利益面では、既に第2四半期連結業績予想を上回っている。

 事業別の業績は、不動産販売事業は戸建事業が計画どおりに順調な伸びを見せたことに加え、レジデンス2棟の引渡しを完了したことから、売上高は13億30百万円(同773.3%増)、営業利益は41百万円(同951.2%増)となった。

 不動産管理事業は前期中に終了したプロジェクトはあったものの、費用の削減に努めた結果、売上高は1億16百万円(同4.9%減)、営業利益は54百万円(同9.0%増)と減収ながら増益を確保。

 不動産賃貸事業は、レジデンス2棟の売却に伴う家賃収入の減少、自社保有の駐車場における機械装置等の修繕の発生などにより、売上高は1億23百万円(同2.2%減)、営業利益は11百万円(同56.9%減)と大幅減益。

 不動産仲介事業は前期から引き続き堅調に推移したが、人件費の上昇などにより、売上高は61百万円(同0.5%増)、営業利益は24百万円(同2.8%減)であった。

 第1四半期が好調なスタートを切ったが、通期業績予想については、当初予想を据え置いている。

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