メディカル・データ・ビジョンは「データ利活用サービス」が牽引し通期の利益予想を増額修正

■第3四半期は販管費の大幅抑制なども寄与し売上高、各利益とも最高を更新

 メディカル・データ・ビジョン<3902>(東1)の2019年12月期・第3四半期連結決算(2019年1~9月・累計、11月11日発表)は、2大事業のうち「データ利活用サービス」が3割強拡大するなど好調に推移し、全社的な生産性向上への取り組みによる販管費の大幅抑制なども加わり、連結売上高は前年同期比14.7%増加して27.57億円となった。この期間としての過去最高を更新した。

■「CADAーOBX」は目標に遅れるが2大目標は着実に進展

 岩崎博之社長は、概略、「今期の2大目標のうち、『CADAーOBX(カーダボックス』(後段参照)、『重点子会社2社の黒字化』については満足できない状態だが、子会社のうち1社は単月で黒字化してきているなど、着実に進展している」とした。

■今12月期の連結営業利益は前回予想を30%増額し6.50億円の見込み(前期比84.9%の増加)に

 営業利益は前年同期の0.18億円の赤字から4.61億円の黒字へと大幅な黒字に転換し、親会社株主に帰属する四半期純利益も前年同期の1.42億円の赤字から3.11億円へと大幅に黒字転換した。各利益とも同じく最高を更新した。

 こうした推移を受け、今12月期の連結業績見通しを見直し、営業利益は前回発表予想を30.0%増額して6.50億円の見込み(前期比84.9%の増加)とした。従業員ひとり当たりの生産性向上効果や、重点子会社の単月ベースでの黒字化などが寄与する見通し。また、親会社株主に帰属する当期純利益は43.2%増額して4.00億円の見込み(同5.8倍)とした。

 一方、通期の連結売上高の見通しについては、前回発表予想を9.6%引き下げて38.40億円の見通し(前期比では7.3%の増加)とした。もう一方の「データネットワークサービス」で戦略事業として推進する「CADAーOBX」(患者自身が診療情報の一部を保管・閲覧できるWEBサービス「カルテコ」と患者が自由に支払い条件を設定できる医療費後払いサービス「CADA決済」を電子カルテと連携させ活用するサービス)の拡大が計画を大幅に下回っていることなどが要因。

 それでも、通期の売上高、各利益は2期ぶりに過去最高を更新することになる。(HC.)

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