【銘柄フラッシュ】アプリックスなど急伸し佐渡汽船は「佐渡金山」の世界遺産期待で急騰

株式市場 銘柄

 12日は、東証1部の値上がり率1位にヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>(東1)の14.4%高が入り、第1四半期の業績(3~5月、7月13日の予定)に期待が再燃とされて2日続伸。

 2位はLITALICO(リタリコ)<6187>(東1)の9.2%高となり、読売新聞6月12日付朝刊「医療ルネサンス・見守る存在、就労の支え」に同社の「LITALICOワークス」が取り上げられたことなどが材料視され戻り高値を連日更新。

 3位はフリービット<3843>(東1)の8.3%高となり、4日発表の4月決算や今期の見通しが注目されて2日続けて大幅高、2014年以来の高値を連日更新。

 省電舎ホールディングス<1711>(東2)は10.7%高となり、日本経済新聞6月15日付朝刊で、「東京都はエネルギー分野に資金を供給する官民ファンドについて、太陽光発電所への投資案件で約23億5600万円を回収した。(中略)出資額は15億円」などと伝えられたことに注目する様子があるとされて出直り急。Casa(カーサ)<7196>(東2)は11日に発表した第1四半期決算(2~4月)などが材料視されて9.5%高。

 アプリックス<3727>(東マ)は11日付で屋内測位・位置情報システム市場向けソリューションの開発を開始し「groma(仮称)」を発表したと同社HPのニュース欄にリリースしたことなどが注目され、急反発しストップ高の32.4%高。ビート・ホールディングス・リミテッド<9399>(東マ)はケイマン諸島に社籍を置き、香港に事業本部を構え、100%子会社として新華モバイル(香港)Ltd、約65%出資しカナダのトロント・ベンチャー証券取引所に上場するGINSMS、約43%出資するシンガポールのActivateInteractivePte.Ltdなどを持ち、4月以降は相場つきが一変して値幅妙味が出てきたとされて2日連続ストップ高の15.1%高。

 佐渡汽船<9176>(JQS)は新潟県知事選を受け「佐渡金山」の遺跡群の世界遺産登録運動が広がりそうとの期待などが言われて後場ストップ高の31.0%高まで上げ大引けは19.7%高。シーズメン<3083>(JQS)はストップ高の16.6%高となり、6月4日発表の月次販売速報(5月分)が材料視されて6日にストップ高となり、以後出直りを強めて再び急伸した。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る