山一電機は事前予想を上回る決算と株主優待の導入が好感され10%高

株式市場 銘柄

■営業利益は第2四半期で通期予想の7割近くを確保

 山一電機<6941>(東1・売買単位100株)は7日、大きく出直り、11時にかけて10%高の880円(78円高)まで上昇。4日に第2四半期決算と株主優待制度の導入を発表し、10月6日につけた戻り高値884円に急接近となっている。

 第2四半期決算(2016年4~9月累計、連結)は前年同期比で営業利益が24%減、純利益も39%減となったが、実額をみると営業利益は14.7億円となり、たとえば会社四季報の予想の11.8億円を上回るなど、おおかたの事前予想を上回った。会社側の通期予想は据え置きとなり、通期の予想営業利益21.5億円の7割近くを確保した。    

 株主優待は、毎年3月31日現在の株主で10単元(1000株)以上を1年以上継続保有する株主を対象にクオカード2000円分を贈呈する。

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