【銘柄フラッシュ】伏木海陸運送など北朝鮮への経済支援関連株が急伸しオハラは急騰

株式市場 銘柄

 15日は、東証1部の値上がり率1位に光学ガラスなどのオハラ<5218>(東1)が入り、第2四半期の大幅増益と通期見通しの増額修正が好感されて朝方から買い気配のままストップ高の22.5%高に張りついて推移。

 2位は保育所などのライクキッズネクスト<6065>(東1)の21.2%高となり、14日発表の4月決算が大幅増益となったほか、政府が中小企業の従業員向け保育所を支援との報道を材料視。

 3位は田淵電機<6624>(東1)の15.0%高となり、インドの大手企業グループと協業するとされ、ソフトバンクグループ<9984>(東1)がインドで太陽光発電事業に巨額投資の方針とのNHK報道などが連想材料になったとの見方。

 米朝首脳会談に続き、日朝のトップ会談も年内に実現する可能性が言われ、北朝鮮の経済開発支援に関連しそうな銘柄が引き続き大活況。伏木海陸運送<9361>(東2)はストップ高の26.1%高、兵機海運<9362>(東2)は一時20.5%高となり大引けは7.4%高。だが2日ぶりに高値を更新。リンコーコーポレーション<9355>(東2)も一時16.3%高まで上げて大引けは1.5%高。ストリーム<3071>(東2)は家電やIT機器、化粧品のネット通販に追い風との見方で3.1%高だが高値引け。なぜか東証2部銘柄が多い。

 エヌ・ピー・シー<6255>(東マ)は世界50か国に太陽電池製造装置を出し、ソフトバンクグループ<9984>(東1)がインドで太陽光発電事業に巨額投資の方針とのNHK報道などが連想材料になったとの見方でストップ高の22.4%高。ALBERT<3906>(東マ)は5月中旬にトヨタ自動車<7203>(東1)から資本を仰ぐ業務資本提携を発表して急伸し、その後も株価が底堅いためディープラーニングや状態空間モデルなど最先端の分析技術に関する変化委への期待が再燃したとされて出直りを強めてストップ高の17.4%高。

 ジャストプランニング<4287>(JQS)は7月末日を基準日とする株式3分割の発表などが好感されて17.1%高と大幅高。オービス<7827>(JQS)は14日発表の第2四半期決算が営業・経常利益は大幅減益だったが予想を上回ったとされてストップ高の15.6%高と急伸した。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る