【株式市場】香港株の反発など受け後場急速に上げ日経平均は3日ぶりに反発

株式

◆日経平均の終値は2万2555円43銭(276円95銭高)、TOPIXは1752.75ポイント(8.83ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億9054万株

チャート13 20日後場の東京株式市場は、日経平均が時間とともに持ち直して上値を追い、大引けにかけて302円98銭高(2万2581円40銭)まで上げて3日ぶりに反発した。米中の貿易関税を巡る応酬の中で、19日に下げた香港株式のハンセン指数が20日の前場は0.4%高と反発し、つれて米国の夜間取引でも株価指数が反発。東京市場では、ファナック<6954>(東1)が堅調に転じてジリ高となるなど、貿易摩擦の懸念で下げた銘柄の中に反発する銘柄が増えた。株価指数の先物には買い戻しが増えたようだ。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高くなった。

 後場は、キッコーマン<2801>(東1)が上場来の高値に進んだまま値を保ち、米中貿易摩擦による大豆市況の値下がりなどが材料視され、ウォンテッドリー<3991>(東マ)は電通との業務提携が注目されて急伸。ビジョナリーホールディングス<9263>(JQS)は新中期計画が好感されて急伸。

 20日新規上場のログリー<6579>(東マ・売買単位100株)は買い気配のまま初値がつかず、大引けは公開価格1860円の2.3倍の4280円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は15億9054万株(前引けは7億3090万株)。売買代金は2兆7347億円(同1兆1952億円)。1部上場2091銘柄のうち、値上がり銘柄数は530銘柄、値下がり銘柄数は1479銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は23業種(前引けは10業種)となり、値上がり率上位は、医薬品、電力・ガス、食料品、その他金融、情報・通信、精密機器、その他製品、水産・農林、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る