【株式市場】日経平均は188円安、円高など受け一時222円安だが食品、紙パ、不動産、空運などは高い

◆日経平均は2万8969円68銭(188円27銭安)、TOPIXは2070.67ポイント(4.86ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億733万株

 5月8日(月)前場の東京株式市場は、為替の円高を受けて自動車、電気精密株などの上値が重く、米NASDAQ指数はゴールデンウイーク終盤に年初来高値を更新したものの、半導体関連株も高安混在となった。銀行株も米銀の経営不安などを受けて軟調。一方、PBR(株価純資産倍率)向上に向けた取組への期待などで王子HD<3861>(東証プライム)などが上げ、雪印メグミルク<2270>(東証プライム)は3月決算予想の増額修正が好感され一段高。日経平均は62円安で始まり、朝発表された日銀の議事要旨が物価の先行きを注視する内容だったとされたこともありジリ安となり、午前11時過ぎに222円39銭安(2万8935円56銭)まで下げ、前引けも軟調だった。

 JVCケンウッド<6632>(東証プライム)が大手証券の投資判断など好感され一段高となり、芦森工業<3526>(東証プライム)はPBR(株価純資産倍率)向上に向けた取組への期待などで次第高。インフロニア・ホールディングス<5076>(東証プライム)は業績予想の増額修正が好感され一段高。クリエイト<3024>(東証スタンダード)は第3四半期決算の大幅増益と通期予想の増額修正などでストップ高。Welby<4438>(東証グロース)は国立がんセンターなどとの連携を好感した4月21日からの急騰相場が再燃とされ急反発しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億733万株、売買代金は1兆5486億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1093銘柄、値下がり銘柄数は658銘柄。

 東証33業種別指数は18業種が上げ、空運、パルプ紙、海運、電力ガス、建設、その他製品、非鉄金属、陸運、不動産、ゴム製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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