【株式市場】貿易摩擦の影響を受けにくい銘柄が選別買いされ日経平均は大幅に反落

株式

<新規上場のライトアップは公開価格を32%上回って初値つき上場2日目のZUUはストップ高>

◆日経平均の終値は2万2516円83銭(176円21銭安)、TOPIXは1744.83ポイント(5.80ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億9404万株

チャート9 22日後場の東京株式市場は、引き続きEU(欧州連合)が22日から対米報復関税を発動すると伝えられたことなどが影響し、日経平均は下げ幅200円から150円のゾーンで弱もみ合いを続けた。貿易摩擦の影響が比較的小さい銘柄を選別買いする動きが続き、新幹線の安全警備の期待があるCSP<9740>(東1)や決済事業が注目されるLINE<3938>(東1)などが高い。日経平均は反落し、TOPIX、JPX日経400は2日続落。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均はそろって反落した。

 後場は、秋田銀行<8343>(東1)が住宅ローンや保険の相談窓口の一部について休業日を増やすとの報道などを材料視されて中盤から目立って上昇。介護用品卸などのブティックス<9272>(東マ)は業績拡大期待が言われて急伸。上場2日目のZUU<4387>(東マ・売買単位100株)は前場、公開価格1600円の3.5倍の5550円で初値が付き、後場はストップ高の6550円。エキサイト<3754>(JQS)は新世代FXフォロートレードの提供開始が連日材料視されて2日連続ストップ高。

  22日新規上場のライトアップ<6580>(東マ・売買単位100株)は9時55分に公開価格2820円を32%上回る3725円で初値がつき、高値は前場の3950円。大引けは3220円。

 東証1部の出来高概算は15億9404万株(前引けは6億8655万株)。売買代金は2兆6688億円(同1兆708億円)。1部上場2091銘柄のうち、値上がり銘柄数は1035(同667)銘柄、値下がり銘柄数は990(同1310)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は6業種(前引けは「水産・農林」のみ)となり、水産・農林、倉庫・運輸、鉄鋼、陸運、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る