
■日経平均は一時481円安(4万588円17銭)、「同社株が下げなければ」の声も
東京エレクトロン<8035>(東証プライム)は8月1日、一時ストップ安(5000円安の2万2330円)まで下押す場面をみせて急反落となり、値下がり率、値下がり幅とも午前10時現在は東証プライム銘柄の1位となっている。前取引日の夕方に3月通期の連結業績予想と配当予想の下方修正などを発表し、売り殺到となった。
これを受け、計算上は同社株1銘柄で日経平均を一時500円前後押し下げる場面があったもよう。日経平均は午前10時過ぎに270円安(4万800円)前後で推移し、朝方に最も下げた場面でも481円安(4万588円17銭)だった。このため、仮に同社株の下げがなければ日経平均は続伸していたとして同社株を悪役視する声も出ている。
東京エレクトロンは26年3月期の連結業績予想、配当予想を下方修正し、売上高は4月に開示した予想を9.6%下回る見込みに見直し、営業利益は同21.6%下回る見込みに修正した。3月期末配当の予想は1株373円の予想から240円の予定に修正した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)