SOUはブランド品などのリユース事業を展開

株式市場 銘柄

 SOU<9270>(東マ)は、ブランド品などのリユース事業を展開している。18年3月東証マザーズに新規上場した。18年8月期は商品仕入強化やオークション開催などで大幅増収増益予想である。株価はIPO人気一巡後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■ブランド品などのリユース事業を展開

 18年3月東証マザーズに新規上場した。ブランド品、貴金属、時計、地金、宝石および骨董品、美術品などの買取・販売を主としたリユース事業を展開している。

 商品仕入は17年8月末現在、国内買取52店舗(なんぼや38店舗、ブランドコンシェル6店舗、古美術八光堂8店舗)を中心に展開している。販売は国内および香港における業者向けオークションでの販売や卸販売を主力として、店舗・ECサイトでの一般消費者向け小売販売も行っている。

■18年8月期大幅増収増益予想

 18年8月期の連結業績予想は、売上高が17年8月期比31.1%増の297億32百万円、営業利益が64.4%増の16億93百万円、経常利益が50.1%増の17億10百万円、純利益が96.6%増の11億22百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が153億90百万円、営業利益が11億91百万円、経常利益が11億74百万円、純利益が8億67百万円だった。買取拠点拡充による商品仕入強化、オークションの開催などが奏功して大幅増収増益だった。通期予想に対する進捗率は売上高51.8%、営業利益70.3%、経常利益68.7%、純利益77.3%と高水準だった。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価はIPO人気一巡後の落ち着きどころを探る段階

 株価(初値3月22日4100円)は4月高値7540円から反落して6000円近辺で推移している。大きく下押す動きは見られないが、IPO人気一巡後の落ち着きどころを探る段階だろう。6月28日の終値は5910円、今期予想連結PERは約31倍、時価総額は約357億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る