川崎近海汽船は「モーダルシフト」など見直されて逆行高

株式市場 銘柄

■長距離トラック輸送を海上輸送に切り替えCO2削減などに貢献

 川崎近海汽船<9179>(東2)は5日、10時30分にかけて3780円(40円高)前後で推移し、海運株が総じて軟調な中で逆行高となっている。5日、「フェリー、三菱重など受注相次ぐ」(日本経済新聞7月5日付朝刊)と伝えられ、トラック運転手の不足を受けて物流をトラックから船に切り替えるモーダルシフトが進む中で川崎近海汽船などが取り上げられ、注目が再燃したようだ。

 同社は3日、長距離トラック輸送の大半を海上輸送に切り替えることで、陸上輸送に比べて年間102トンのCO2削減になることなどが認められて「物流環境特別賞」(一般社団法人日本物流団体連合会)を受賞したと発表した。

 今期・2019年3月期の連結業績予想は、売上高を前期比10.0%増の454億円、経常利益を同25.1%減の19.5億円などとするが、中期経営計画(19年3月期~21年3月期)では到達年度の経常利益を33.5億円(前提条件は1ドル110円など)としている。(HC)

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