KeyHolderの子会社が映像制作事業を譲受など材料視されJトラストが高値に接近

株式市場 銘柄

■Jトラストは値動き好調で4月から波状高、「波の谷間」から再び出直る

Jトラスト<8508>(東2)は6月21日、再び出直り、後場538円(23円高)まで上げて年初来の高値547円(6月13日)に迫った。連結子会社KeyHolder(キーホルダー)<4712>(JQS)が6月19日付で子会社による事業買収(事業譲受)に関する発表を行い、テレビドラマなどの映像制作・プロデュース会社イメージフィールドの事業を、KeyHolderの100%子会社であるフーリンラージ株式会社が譲受する事業譲渡契約の締結を決議したと発表しており、グループ展開が注目された。

 イメージフィールドは、テレビドラマ「三匹のおっさん」「逃げるは恥だが役に立つ」「マジすか学園」などに関わった映像制作・プロデュース会社で、映画においても2016年に大ヒットした「植物図鑑」や「響-HIBIKI-」など、知名度の高い作品を数多く手掛けており、映像制作業界では名高い制作会社になる。譲受する事業は「テレビドラマ・映画等の映像作品の企画及び制作並びにこれらに付随関連する事業」。イメージフィールドが民事再生手続中のため、本件事業譲受に係る裁判所の許可が得られることが条件になる。

 Jトラストの値動きはこのところ快調で、4月の344円を下値として波状的に上げ相場を形成しており、ここ数日は「波の谷間」に位置している。(HC)

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