日本エンタープライズが値上がり率トップ、今期の大幅増益見通しなど好感

株式市場 銘柄

■前5月期の連結決算は各利益とも大きく上ぶれて着地

 日本エンタープライズ<4829>(東1)は12日、急伸して始まり、取引開始後に18%高の246円(37円高)まで上げ、東証1部銘柄の値上がり率トップに躍り出た。11日の取引終了後に2018年5月期の連結決算を発表し、今期・19年5月期の営業利益の見通しを63%増とするなど大幅増益の見込みとし、注目集中となった。

 クリエーション事業、ソリューション事業とも好調に推移し、主力アプリであるヘルスケア、フリマ、交通情報などのアプリ、ビジネスサポート系の業務効率化クラウドサービス、音声ソリューションなどが拡大した。

 16年12月にサービスを開始した東京・築地豊洲市場から直送する鮮魚eコマース「いなせり」は、豊洲市場への移転が延期される中、東京魚市場卸協同組合と連携し、17年9月から対応地域を本州・四国(一部離島を除く)へと拡大し、物流の最適化、飲食事業者開拓に努めている。また、ブロックチェーンを活用した電力取引や自動運転など、新サービスの実証事業にも継続して取り組んでいる。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る