メガチップスが戻り高値に進む、「第4の新規事業の探索と育成」など注目され折に触れて期待強まる

■発⾏済株式数の10%を上限とする自社株買いを実施中

 メガチップス<6875>(東証プライム)は6月27日、一段と出直って始まり、取引開始後は5%高の5310円(250円高)をつけ、戻り高値に進んでいる。⽣産を外部に委託するファブレス体制でカスタム半導体などを手がけ、中⻑期経営⽅針では主力事業を強化しつつ「第4の新規事業の探索と育成に取組む」(2025年3月期の決算説明資料より)とし、折に触れて期待が強まる相場となっている。

 任天堂<7974>(東証プライム)向けに実績があるため「ニンテンドー・スイッチ2」への期待が高揚した昨年後半に6割高の相場を示現したが、このところは170万株(⾃⼰株式を除く発⾏済株式数の10.0%)を上限とする自社株買い(2025年5⽉15⽇から2026年4⽉30⽇まで)が下支えになっている様子。中⻑期経営⽅針では、投資家との対話重視、株主還元強化、などを掲げ、安定配当や機動的な⾃⼰株式取得を行うとしている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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