ソーシャルワイヤーは調整一巡して出直り期待、19年3月期増収増益・増配予想

株式市場 銘柄

ソーシャルワイヤー<3929>(東マ)は、プレスリリース配信代行サービスのニュースワイヤー事業、およびレンタルオフィス運営のインキュベーション事業を主力としている。19年3月期増収増益・増配予想である。株価は2月高値から反落して水準を切り下げたが、調整一巡して出直りを期待したい。

■プレスリリース配信代行やレンタルオフィス運営が主力

 企業や官公庁のプレスリリース配信代行サービス「アットプレス」やメディアクリッピングサービス「アットクリッピング」のニュースワイヤー事業、アジア主要8都市でレンタルオフィス「クロスコープ」を運営するインキュベーション事業、その他事業(新規事業の翻訳事業、マッチング事業など)を展開している。

■19年3月期増収増益・増配予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比10.0%増の30億90百万円、営業利益が13.2%増の4億円、経常利益が10.1%増の3億80百万円、純利益が6.2%増の2億70百万円としている。
 ニュースワイヤー事業におけるプレスリリース配信数、クリッピング案件数、インキュベーション事業における稼働席数が順調に伸長して増収増益予想である。好業績を期待したい。なお配当予想は年間11円(第2四半期末5円50銭、期末5円50銭)としている。17年10月1日付株式2分割を考慮して18年3月期を年間10円に換算すると1円増配となる。

■株価は調整一巡して出直り期待

 株価は2月の上場来高値2330円から反落して水準を切り下げたが、地合い悪化も影響した7月6日の直近安値1224円から反発して調整一巡感を強めている。7月26日の終値は1447円、今期予想連結PERは約32倍、時価総額は約86億円である。週足チャートで見ると戻りを押さえていた13週移動平均線突破の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。

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