RPAホールディングスは底値圏、19年2月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 RPAホールディングス<6572>(東マ)は、ロボットアウトソーシング事業およびアドネットワーク事業を主力としている。19年2月期大幅増収増益予想である。株価はIPO人気が一巡して水準を切り下げたが、ほぼ底値圏だろう。

■ロボットアウトソーシング事業などを展開

 RPA(Robotic Process Automation)技術や、AI(人工知能)技術を活用して、人事・経理・営業事務などの定型業務代行プラットフォーム「BizRobo!」を提供するロボットアウトソーシング事業、およびアフィリエイト型広告サービスやBtoBマーケティングサービスのアドネットワーク事業を主力としている。

 7月25日には子会社RPAテクノロジーズと日本マイクロソフトがRPA・AI分野で協業し、働き方改革のためのクラウド型RPAを共同開発し、8月中旬から提供開始すると発表した。

■19年2月期大幅増収増益予想

 19年2月期連結業績予想(7月13日に売上高を増額修正)は、売上高が18年2月期比72.1%増の72億07百万円、営業利益が41.6%増の6億58百万円、経常利益が45.6%増の6億55百万円、純利益が48.6%増の4億35百万円としている。

 第1四半期は売上高が17億84百万円、営業利益が1億98百万円、経常利益が1億96百万円、純利益が1億24百万円だった。通期予想に対する進捗率は売上高が24.8%、営業利益が30.1%と順調である。

 通期ベースでも、主力のロボットアウトソーシング事業で「BizRobo!」導入企業数、アドネットワーク事業で会員数と課金売上が大幅伸長し、外注費、人材採用費、広告宣伝費などの先行投資負担を吸収する見込みだ。好業績を期待したい。

■株価はほぼ底値圏

 株価はIPO人気が一巡して水準を切り下げ、7月25日には1万1220円まで下押した。ただしIPO直後の18年4月高値1万9990円から半値水準まで下押してほぼ底値圏だろう。7月26日の終値は1万1380円、今期予想連結PERは約135倍、時価総額は約588億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る