京浜急行が戻り高値、第1四半期の2ケタ増益など注目される

株式市場 銘柄

■営業利益は18%増加、通期予想は据え置くが純利益など最高更新の見込みを継続

 京浜急行電鉄<9006>(東1)は2日、大きく出直って始まり、取引開始後に4%高の1909円(73円高)まで上げ、戻り高値を更新した。1日の取引終了後に第1四半期の連結決算(2018年4~6月)を発表し、営業利益が前年同期比18.0%増加。鉄道会社としては伸び率が大きいことなどが注目されている。

 売上高に相当する営業収益は同3.9%増加した。鉄道事業では、都心方面および羽田空港の輸送人員の増加などにより、輸送人員は前年同期比で1.4%増加(定期1.3%増、定期外1.5%増)。また、不動産事業も好調で、レジャー関連事業は前期に開業したホテル新館の寄与も本格化した。

 3月通期の見通しは期初の数値を据え置き、連結純利益は前期比36.2%増の220億円。第1四半期の推移が第2四半期以降も続けば十分に達成できそうとの見方があり、最高益を連続更新することになる。(HC)

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