東洋紡は医療機器の海外展開など注目され3日続伸

株式市場 銘柄

■ここ連日ニュースを発表し23日は中国で臨床検査装置の販売開始と発表

 東洋紡<3101>(東1)は24日、3日続伸基調となり、13時にかけては1905円(30円高)前後で推移し、取引時間中としては8月16日以来の1900円台復帰となっている。20日以降、「神経再生誘導チューブ『ナーブリッジ』の販売拡大に向け米販売代理店と契約を締結」「共同保有する『マンシングウェア』の商標権の譲渡」「中国で臨床検査装置の販売を開始」などを連日発表。注目し直す動きが強まってきたようだ。

 このうち、「中国で臨床検査装置の販売を開始」は23日付で発表し、このほど、中国の国家薬品監督管理局(SDA)に全自動遺伝子解析装置「GENECUBE」、および尿中有形成分分析装置「USCANNER(E)」の登録を完了し、8月から中国国内の医療機関で診断に用いる臨床検査装置として販売を開始した。今年度は、両機器を併せて数億円規模の売り上げを見込む。

 第1四半期決算は8月6日の13時に発表し、株価はその後急伸した。米中貿易摩擦の激化が懸念され、相場動向が材料株や好業績株の個別物色になる中で、改めて注目する様子がある。(HC)

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