【株式市場】NY株式の休場を控え材料株など物色され日経平均は一時180円安となり続落

株式

◆日経平均は2万2707円38銭(157円77銭安)、TOPIXは1720.31ポイント(15.04ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億8303万株

チャート14 9月3日後場の東京株式市場は、今夜のNY株式市場がレイバー・デーの休場とあって様子見気分が強く、材料株や好業績株が個々に動意づく展開になった。日本航空<9201>(東1)が客席管理システム更新の効果が予想を上回り今期は一転増益の余地もといった報道などを受けて一段ジリ高となり、ファーストリテイリング<9983>(東1)元気寿司<9828>(東1)は毎月初に発表の月次動向が注目されて後場一段と強い場面を見せた。日経平均は13時頃に180円72銭安(2万2684円43銭)まで下押し、その後は一進一退を続けた。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 後場は、インターワークス<6032>(東1)がいきなり急伸して始まり、3日付で、給与即日払いサービス「Payme」などを提供するペイミー(東京都渋谷区)との提携を発表して注目され、バリューデザイン<3960>(東マ)はりそなホールディングス<8308>(東1)のキャッシュレスシステムにハウスプリペイド管理機能を提供することや月次動向が材料視されて2日連続ストップ高。リプロセル<4978>(JQS)は新株引受権の行使完了や再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業にかかわる補助金額確定などが材料視されて再び出直った。

 東証1部の出来高概算は10億8303万株(前引けは5億3927万株)。売買代金は1兆7989億円(同8183億円)。1部上場2105銘柄のうち、値上がり銘柄数は410(同475)銘柄、値下がり銘柄数は1630(同1549)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は5業種(前引けは7業種)にとどまり、値上がりした業種は、空運、水産・農林、小売り、倉庫・運輸、電力・ガス、だった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る