【株式市場】日経平均は135円安、後場寄り後に買い入るが反落し月初からの戻り一服

株式市場 取引所

◆日経平均は2万8725円47銭(135円15銭安)、TOPIXは1990.79ポイント(11.45ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で9億8472万株

 12月9日(木)後場の東京株式市場は、取引開始直後にソニーG<6758>(東1)や東京エレク<8035>(東1)が一段値を上げ、まとまった資金の流入を感じさせたほか、昼に発表のオフィス空室率が都心部でコロナ本格化以降初めて低下と伝えられ三菱地所<8802>(東1)なども一段上げて始まった。だが、各銘柄ともほどなく元に戻る印象でいまひとつ。日経平均も一段上げて始まったが次第にダレ模様になり、大引けにかけては下げ幅100円台となり3日ぶりに反落。12月初からの回復相場の中で上げ一服となった。

 後場は、三陽商会<8011>(東1)が一段ジリ高となり季節と天候が追い風の見方。フェイス<4295>(東1)は上げ幅を一段と広げ、投資ファンドから現物配当などの臨時株主総会を要求されたとの発表を受けて思惑買い拡大。パレモ<2778>(東2)も気温低下が追い風とされ一段高。アスタリスク<6522>(東マ)は信用取引規制の解除を受けて買い直すとされ一段と上げストップ高。アイフリークモバイル<3845>(JQS)はNFT関連事業の強化や企業連携に注目集中し大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証1部の出来高概算は少な目で9億8472万株(前引けは4億5635万株)、売買代金は2兆3167億円(同1兆814億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は735(前引けは657)銘柄、値下がり銘柄数は1362(同1398)銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種(前引けは10業種)が値上がりし、倉庫運輸、ゴム製品、空運、食料品、情報通信、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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