【株式市場】祝日前に米経済指標を控え日経平均は軟調だが材料株は活況

株式

◆日経平均の終値は1万8886円70銭(29円32銭安)、TOPIXは1533.60ポイント(2.32ポイント高)、出来高概算(東証1部)は19億7459万株

チャート14 22日後場の東京株式市場は、今夜米国のGDP確定値が判明し、明日の祝日の夜には同じく新築住宅販売件数なども判明するため手控えムードが漂い、ホンダ<7267>(東1)の一日の高値と安値の差は34円。日経平均も前日比変わら図の水準で小動きを続けた。東証マザーズ指数や日経JASDAQ平均も軟調だったが、TOPIXやJPX日経400は高い。

 後場は、航空測量のパスコ<9232>(東1)が無人飛行体「ドローン」との関連など思惑視されて高値を更新し、日本ビューホテル<6097>(東1)が訪日観光客の増加期待などが言われて一段高となり、直近1週間ほどのジリ安幅を奪回し、ウェルネット<2428>(東1)はフィンテック(金融IT)関連株の出遅れとの見方があり戻り高値を更新。アニコムHD<8715>(東1)は動物の再生医療会社設立などが材料視されて戻り高値を更新。上場3日目のアークン<3927>(東マ)はストップ高。

 本日は2銘柄が新規上場となり、ソネット・メディア・ネットワークス(ソネット・メディアN)<6185>(東マ・売買単位100株)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま上がる場合の本日上限の5290円に達し、公開価格2300円の2.3倍で買い気配。

 一方、プロパティエージェント<3464>(東マ・売買単位100株)は後場に入って13時46分に公開価格1400円の2.2倍3010円で初値がつき、高値は直後の3035円。その後は売買交錯から波乱模様となり、大引けは本日の下限値段の2310円となった。

 東証1部の出来高概算は19億7459万株(前引けは9億5616万株)、売買代金は1兆9347億円(同9336)億円。1部上場1933銘柄のうち、値上がり銘柄数は809(同862)銘柄、値下がり銘柄数は1004(同918)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、陸運、建設、水産・農林、保険、鉄鋼、鉱業、倉庫・運輸、繊維製品、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る