夢真HDは業績見通し増額と中期経営計画が注目されて大きく出直る

株式市場 銘柄

■今9月期は採用など想定を上回り単価改善も進む

 夢真ホールディングス(夢真HD)<2362>(JQS)は10日、大きく出直り、10時にかけて7%高の1241円(84円高)まで上昇。JASDAQ銘柄の値上がり率3位に躍進している。9月7日の取引終了後、今期・2018年9月期の業績見通しの増額修正と中期計画を発表し、注目が再燃した。

 建設技術者派遣事業などを行い、今9月期は、技術者採用および定着率が想定を上回って推移し、稼働率および派遣単価の改善が進んでいるとした。加えて、連結ベースでは、その他事業の事業再編が想定より早く進み、連結営業利益は従来予想を20.0%引き上げて54.0億円の見込み(前期比では2.3倍)とし、純利益は同じく27.6%引き上げて37.0億円の見込み(同2.6倍)とした。増額後の予想1株利益は49円62銭。

 また、新・中期経営計画(2019年9月期~2021年9月期)では、旺盛な技術者派遣ニーズに対応し、圧倒的な建設技術者派遣業界のNo.1企業へと成長することなどを目標とし、営業利益100億円(2018年9月期の見込みは54億円)などを目指すとした。(HC)

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