【株式市場】半導体市況が警戒され日経平均は一時142円安だが材料株など強い

株式

◆日経平均は2万2571円76銭(92円93銭安)、TOPIXは1686.64ポイント(12.27ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億7665万株

チャート14 9月12日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの113ドル高などは好感されたものの、米国で半導体市況に警戒感が出ているとされ、東京エレクトロン<8035>(東1)などが安く始まった。日経平均は取引開始直後の44円68銭高(2万2709円37銭)を上値に軟化し、11時過ぎには142円52銭安(2万2522円17銭)まで下押した。

 ただ、今週末14日の先物オプションSQ算出では、日経平均タイプのポジションは上げ賛成型が優勢との見方があり、ソフトバンクグループ<9984>(東1)などの225種コア銘柄に高い銘柄が見られた。前引けはけっこう持ち直して92円93銭安(2万2571円76銭)。東証2部指数、マザーズ指数、日経JQ平均も軟調。

 パイオニア<6773>(東1)が朝、香港系ファンドからの出資受け入れを発表し、発行株数の増加予想などから次第安。一方、好業績株や材料株は強く、ソースネクスト<4344>(東1)は対話型の通訳機「ポケトーク」への期待が強く上場来の高値を連日更新。ピクセラ<6731>(東2)は3位株主のOakキャピタル<3113>(東2)が1位株主になったことなどが思惑視されて活況高。

 東証1部の出来高概算は6億8502万株。売買代金は1兆717億円。1部上場2107銘柄のうち、値上がり銘柄数は302銘柄、値下がり銘柄数は1748銘柄となった。(HC)

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