ソニーは対ユーロでの円安進行も好感されて2007年以来の高値を更新

株式市場 銘柄

■ECB(欧州中央銀行)理事会を受けユーロ高が進む

 ソニー<6758>(東1)は14日、一段高で始まり、取引開始後に6493円(99円高)をつけて2007年以来の高値を更新した。収益構造が対ドルでの円安は逆風になる一方、対ユーロでの円安は素直に追い風になるとされ、ECB(欧州中央銀行)が13日の理事会で「景気や物価の情勢に異変がなければ12月末に購入額をゼロにし、予定通りに量的緩和政策を終える」(日本経済新聞9月14日付朝刊)と決定したことを受けて対ユーロでの円安が進み、材料視されている。

 対ユーロでの円相場は、今朝の東京市場で1ユーロ131円台に入り、昨日の夕方に比べて1円50銭以上も円安・ユーロ高が進んだ。典型的な主力株とあって、個人投資家の中には値動き幅などの点で妙味薄との見方もあるが、この銘柄が上値を追える相場展開になってきたことに注目する様子がある。(HC)

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