イオレは底打ちして戻り歩調、19年3月期減益予想の織り込み完了

株式市場 銘柄

 イオレ<2334>(東マ)は団体活動を支援するデータカンパニーで、グループコミュニケーション支援サービス「らくらく連絡網」などを展開している。19年3月期は営業戦略転換で減益予想だが、この織り込みが完了して株価は下値を切り上げている。底打ちして戻り歩調だ。

■団体活動を支援するデータカンパニー

 団体活動を支援するデータカンパニーである。無料のグループコミュニケーション支援サービス「らくらく連絡網」運用を主力として、アルバイト求人サイト「ガクバアルバイト」「らくらくアルバイト」運用、および広告配信・マーケティング調査向けDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)と連携したDSP広告サービス「pinpoint」も展開している。主力の「らくらく連絡網」は団体活動を支援する日本最大級の連絡網サービスである。

 広告収入、送客成果報酬、広告主からのサービス収入が収益柱である。なお「らくらく連絡網」は、学校関係など一部の団体活動が終了する年末から3月末に会員数および団体数が減少し、新学期が始まる4月から6月に会員数および団体数が増加するという季節要因がある。

■19年3月期減益予想

 19年3月期の非連結業績予想は、売上高が18年3月期比19.8%増の18億57百万円、営業利益が86.9%減の22百万円、経常利益が86.8%減の20百万円、純利益が87.2%減の11百万円としている。

 DSPを中心とする運用型広告拡大の流れを受け、営業戦略および営業体制を、自社メディア広告から、pinpointを中心とした運用型広告に転換する。この影響で自社メディア広告販売が減少して粗利が微増にとどまり、人件費や広告宣伝費が増加して減益予想としている。

 第1四半期は売上高が4億14百万円、営業利益が1百万円の赤字、経常利益が2百万円の赤字、純利益が3百万円の赤字だった。pinpointを中心とした運用型広告が伸長し、前年同期の参考値との比較で23.3%増収だった。

 今後の成長戦略として、強みのある求人広告・採用広告で運用型広告の実績を、競合他社に先んじて確立することを優先し、規模の拡大によって利益が回復する見通しとしている。

■株価は底打ちして戻り歩調

 株価は7月の上場来安値1424円から反発して下値を切り上げている。19年3月期減益予想の織り込みが完了したようだ。17年12月IPO時の高値5320円から4分の1水準で底打ちして戻り歩調だ。9月19日の終値は2037円、今期予想PERは約403倍、時価総額は約47億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。出直りを期待したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  2. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  3. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  4. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  5. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  6. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る