科研製薬はMain Lifeと爪白癬治療剤「クレナフィン〓」の香港・マカオでの独占的供給契約を締結

■香港・マカオにおいて、2020年の発売を目指す

 科研製薬<4521>(東1)は2日、Main Life Corp.,Ltd.(中華人民共和国香港特別行政区、「Main Life」)と 爪白癬治療剤「クレナフィン〓」の香港・マカオでの独占的供給契約を締結したと発表した。

 同剤は、科研製薬が創製した新規トリアゾール系化合物エフィナコナゾールを有効成分とし、日本国内では初めて発売された外用爪白癬治療剤である。爪の構成成分であるケラチンとの親和性が低いことから爪の透過性に優れ、爪の中や爪床(爪の下の皮膚)に浸透することにより爪白癬に優れた臨床効果を発揮する。

 日本国内では、科研製薬が「クレナフィン〓爪外用液10%」として2014年9月から販売している。また、海外では、科研製薬の導出先であるBausch Health Companies Inc.が米国およびカナダで2014年から、Dong-A ST Co.,Ltd.が韓国で2017年から「Jublia〓」の商品名で販売している。

 同契約締結により、科研製薬はMain Lifeに香港・マカオにおける同剤の独占的な販売の権利を供与した。Main Lifeは香港・マカオにおいて、2020年の発売を目指している。

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