【株式市場】中東情勢など気になり日経平均は急速に下げるが新規上場株は好調

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万9285円63銭(185円49銭安)、TOPIXは1552.78ポイント(16.04ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億1498万株

チャート10 27日後場の東京株式市場は、13時過ぎから日経平均が急速に崩れ足となり、一時371円25銭安(1万9099円87銭)まで下げる場面があった。特に円相場が動いた様子はなく、土・日の間にサウジアラビアとイエメンの戦闘が激化する懸念などがあったようで、株価指数の先物が重くなり、つれて裁定取引を解消する現物株の売却が広がったようだ。本日株主総会の大塚家具<8186>(JQS)は13時過ぎに大塚久美子社長側が61%の議決を得て勝利と伝えられ、直後に59円安、168円高と乱高下し、大引けは16円となった。東証マザーズ指数は高い。

 本日の売買から4月受け渡しとなり、配当権利落ち。中で、3月末に株式4分割を行うオリエンタルランド<4661>(東1)が本日から4分の1の値段で売買開始となり、買いやすくなったことなどが言われて早速、実質的な上場来の高値を更新。エイチーム<3662>(東1)などのゲーム関連株が総じて高く、今年2月下旬に上場したシリコンスタジオ<3907>(東マ)、昨日上場の日本動物高度医療センター<6039>(東マ、売買単位100株)なども高い。

 本日新規上場のsMedio(エスメディオ)<3913>(東マ、売買単位100株)はネットワーク接続ソフトなどを手がけ、公募株数は16万8400株、公開価格は2520円。10時49分に4000円で初値がつき、その後4160円まで上げ、終値は3890円となった。

 東証1部の出来高概算は15億3921万株(前引けは10億1498万株)、売買代金は1兆7834億円(同1兆1807億円)。1部上場1874銘柄のうち、値上がり銘柄数は304(同793)銘柄、値下がり銘柄数は1507(同952)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種はサービス1業種のみ(前引けは20業種が値上がり)となり、値下がり率の小さい業種は、小売り、保険、不動産、食料品、繊維、ゴム製品、電力・ガス、電気機器、などだった。

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