【銘柄フラッシュ】シリコンスタジオなど急伸し多木化学はマツタケ近縁種栽培を材料に騰勢第2波の見方

株式市場 銘柄

 10月24日は、シーズ・ホールディングス<4924>(東1)が東証1部の値上がり率1位となり、米国の医薬品、日用品の大手ジョンソン・アンド・ジョンソンによるTOB(株式公開買付)発表により、TOB価格5900円に向けて急伸し、ストップ高の18.4%高(700円高の4500円)。

 2位は多木化学<4025>(東1)となり、マツタケの近縁種で香りや味はそれ以上とされる「バカマツタケ」の完全人工栽培に成功との10月4日発表を手掛かりにした相場が需給相場の様相を強めて騰勢第2波が始まったとの見方がありストップ高の17.2%高。

 3位はOKI(沖電気)<6703>(東1)の9.5%高となり、業績見通しの増額修正、黒字転換の見込みが好感されて大活況となり戻り高値を更新。

 ファーマフーズ<2929>(東2)田辺三菱製薬<4508>(東1)との提携が引き続き材料視されて早速出直り10.1%高。プレミアムウォーターホールディングス<2588>(東2)は6.3%高となり、9月の契約件数31.4%増加などが注目されて大きく反発。コーア商事ホールディングス<9273>(東2)は11月5日を基準日とする株式3分割などが材料視されて4.3%高。

 シリコンスタジオ<3907>(東マ)は昼にアマゾンWebサービスのテクノロジーパートナーに認定と発表し、後場寄りから急伸してストップ高の25.2%高。レントラックス<6045>(東マ)は月次売上高の38%増加(前年同月比、9月)などが注目されて11.9%高。

 ブロードメディア<4347>(JQS)は15.6%高となり、10月に開始した映像・音声・4K・8Kなどの大容量ファイルを高速配送できるファイル配送システムを材料視して注目する動きがあるとされ、株価2ケタのため、昨今の相場では低リスク投資の妙味の大とされて急伸。シンクレイヤ<1724>(JQS)は「4K」「8K」の放送開始が12月のため期待が再燃したとされ、11月2日の第2四半期決算発表も意識されたとの見方があり11.3%高となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る