KYBは2日続伸、「関連費用150億円」と伝わり不透明感が幾分後退

株式市場 銘柄

■第2四半期の決算発表は11月6日の予定で開示などに注目強まる

 KYB<7242>(東1)は11月5日、2日続伸基調で始まり、取引開始後に9%高の3030円(260円高)まで上げて出直っている。免震・制震ダンパーの検査データ改ざん問題を巡り、2日の夕方、対象となる建築物を10月26日に続いて公表。また、5日付の日本経済新聞が、「疑いのあるダンパーを2年かけ、全量交換する方針。これに伴う関連費用約150億円を4~9月決算に計上する」などと伝えた。数字的なものが出てきたため、不透明感が幾分は晴れてきたとの見方が出ている。

 関連費用約150億円との報道について、会社側は5日朝、東証IR開示で、同社からの発表ではないこと、概ね報道のとおりだが現在精査中であること、などを発表した。第2四半期の決算発表は11月6日の予定となっている。(HC)

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