「アイフォーンXR」増産中止と伝わるがアルプス電気など朝安のあと持ち直す

株式市場 銘柄

■日東電工も値を戻し村田製作所は切り返して高い

 アルプス電気<6770>(東1)は11月6日、朝方の2537円(83円安)を下値に持ち直し、10時にかけては2585円(35円安)前後で推移している。米アップル社へのスマートフォン部品サプライヤーの一社で、「米アップルが、10月に発売した新型iPhoneの量産モデル「XR」をめぐり、(中略)増産を中止するよう要請したことが5日、分かった」(日経QUICKニュース11月5日22時44分)と伝えられたが、影響は限定的のようだ。

 日東電工<6988>(東1)も6241円(213円安)を下値に持ち直し、6332円(122円安)前後で推移。また、村田製作所<6981>(東1)は1万8310円(90円安)を下値に1万8720円(320円高)と切り返している。

 報道によると、製造を委託している台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業と和碩聯合科技(ペガトロン)に、増産を中止するよう要請。鴻海はもともとXRのために60近い組み立てラインを用意していたが、最近はそのうちの45ラインほどしか稼働しておらず、アップルがこれ以上の増産は不要と伝えた、と業界関係者が話したとし、これは鴻海の生産台数が一日あたり10万台少なくなることを意味し、当初見通しに対し20~25%少ない計算になるという、と伝えた。(HC)

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