京セラが戻り高値を更新、業績予想を下方修正したが「和解」を好感

株式市場 銘柄

■米ヘムロック社との和解にともなう511億円相当の損失計上など発表

 京セラ<6971>(東1)は11月29日、続伸基調となり、取引開始後に5%高の6399円(299円高)まで上げて戻り高値を更新。11月5日以来の6300円台回復となった。28日の取引終了後、米ヘムロック社(HemlockSemiconductor,LLC、米国ミシガン州)向けポリシリコン原材料の長期購入契約に関する和解のお知らせと、今期・2019年3月期の連結業績予想の下方修正を発表。株式市場の受け止め方は「買い」と出ている。

 発表によると、ヘムロック社との和解にともなう計511億円相当の損失計上が見込まれること、ソーラーエネルギー事業で原材料の評価見直しなどによる損失計上が見込まれることから、今3月期の連結営業利益は従来予想比約36%引き下げて990億円の見込み(前期比では9.2%の増加)に見直した。純利益の見通しも同29%引き下げた。修正後の予想1株利益は263円32銭とした。(HC)

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