カイオム・バイオSが急伸、がん治療用候補抗体などの譲受が注目される

株式市場 銘柄

■英国BT社から抗体改変技術とともに譲り受けると発表

 カイオム・バイオサイエンス<4583>(東マ)は12月4日、大きく出直って始まり、取引開始後に15%高の320円(42円高)まで上げ10月4日以来、2ヵ月ぶりの320円台回復となった。12月3日夜、英国のBiotecnolLimited社(以下、BT社)が創製したがん治療用候補抗体「Tb535H」および抗体改変技術「Tribody」を譲り受けると発表し、注目が殺到した。

 発表によると、譲り受ける「Tb535Hは」、BT社が独自の多重特異性抗体「Tribody」技術を活用し創製した非臨床段階のがん治療用候補抗体で、アンメットニーズの高い悪性中皮腫や肺がんなどの領域での開発が期待されるという。また、「Tribody」技術は、3つの異なる抗原結合部位を持つ抗体を創製する技術で、複数の抗原に結合することができる多重特異性や腫瘍細胞を攻撃するT細胞誘導活性を有する抗体(multispecific T-cell engager antibody)を創り出すことができるという。(HC)

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