【新規上場(IPO)銘柄】 TDSEは18日に上場、AI関連で今期営業大幅増益見込

株式市場 IPO 鐘

  テクノスデータサイエンス・エンジニアリング<7046>(東マ)は、12月18日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、「新しい価値を創造し、変化をもたらす次世代のチャレンジャー」という経営ビジョンのもと、データサイエンスで、ビジョン策定、データ分析・最適化、AIを活用した運用しくみづくり、分析活用基盤の構築など、データ分析・活用を軸に顧客のニーズや課題にあったサービスを提供している。
 具体的には、データ経営コンサルティング・解析支援、データ活用人材教育・組織組成支援、デジタル戦略システム構築サービスなどを行う「ビックデータ・AIソリューションサービス」と同社独自AI製品「scorobo」シリーズや他社AI製品などの販売による「AI製品等によるロイヤリティサービス」の提供を行っている。

 今2019年3月期第2四半期業績実績は、売上高6億4400万円、営業利益7800万円、経常利益1億0100万円、純利益6400万円に着地。

 今19年3月期業績予想は、売上高13億5100万円(前期比32.6%増)、営業利益1億5100万円(同2.6倍)、経常利益1億6000万円(同55.8%増)、純利益1億0500万円(同40.2%増)を見込む。上場で調達した資金はシステム開発や、コンサルティング業務の社員研修などに充てる。年間配当予想は、未定(同期末一括5円)している。なお、本年11月6日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っている。

 株価は、上場初日18日に公開価格3200円を98.4%上回る6350円で初値をつけ、同日安値5630円と下げて、19日に7680円ストップ高と買われている。AI関連で今期営業大幅増益の好業績が見込まれており、高人気となっている。テーマに乗っており、短期的にも年末ラリーの候補として上値追い姿勢を強める可能性大だろう。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る