【銘柄フラッシュ】リソー教育が活況高となり上場2日目のソフトバンクは小高い

株式市場 銘柄

 12月20日は、上場2日目となったソフトバンク<9434>(東1)が朝方一段安となり、一時1176円(106円安)まで下げ、公開価格1500円からは約22%安となった。しかし、徐々に持ち直して10時30分頃からは小高くなり、一時1310円(28円高)まで上げ、大引けも1296円(14円高)となった。

 証券界の大イベントとあって、下げっぱなしでは何かと非難のマトになることが明白なため、幹事証券を中心として営業部門にハッパをかけての努力相場だったとの見方が出ていた。

 リソー教育<4714>(東1)が10.0%高となって東証1部の値上がり率1位に入り、政府が19日に来年度(2019年度)の予算案を了承し、消費増税で得る財源は「幼児教育の無償化」などに重点配分すると伝えられたほか、ゴールドマン・サックス(GS)証券が目標株価600円で投資評価を開始したと伝えられ、注目された。スターティアHD<3393>(東1)は自社株買いが好感されて6.6%高。

 ビットワングループ<2338>(東2)は10.5%高となり、19日のストップ高に続き大幅続伸。11月に海外ファンド向けに発行した新株予約権を巡り資本移動の思惑などがある様子。12月に入ってからは高かった日が一日しかなかったが、12日から値動きの基調が変わったため注視されている。

 フェニックスバイオ<6190>(東マ)は日米欧などでの特許取得が材料視されてストップ高の19.2%高。ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)は東大との提携が好感されて7.3%高。

 ワイエスフード<3358>(JQS)はラーメン店チェーンだが2018年12月19日(水)、北九州市にデリカ&ダイニング「アガリヤ」をオープンして注目され、19日の一時ストップ高に続き20日は9.5%高。ホテル、ニューグランド<9720>(JQS)は出来高が少ないものの、18年11月決算の黒字化期待などが再燃とされて3.1%高となった。(HC)

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