ファイバーゲートは出直り期待、19年6月期2桁増収増益予想

株式市場 銘柄

 ファイバーゲート<9450>(東マ)はWi-Fiソリューション総合サービス企業である。19年6月期2桁増収増益予想である。また東証1部への市場変更を目指して18年10月に立会外分売を実施している。株価は地合い悪の影響で戻り高値圏から急反落したが調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。

■独立系Wi-Fiソリューション総合サービス企業

 18年3月東証マザーズに新規上場した。独立系のWi-Fiソリューション総合サービス企業である。18年8月には朝日ネット<3834>と業務提携した。

 18年6月期の売上構成比は、レジデンスWi-Fi事業(マンション・アパート向け無料インターネット接続サービス)が72%、フリーWi-Fi事業(観光地や商業施設向けフリーWi-Fiサービス、法人ネットワーク事業、Wi-Fiプロダクト事業)が28%だった。

■19年6月期2桁増収増益予想

 19年6月期連結業績予想は、売上高が18年6月期比25.1%増の49億76百万円、営業利益が19.7%増の6億70百万円、経常利益が18.2%増の6億02百万円、純利益が11.1%増の3億46百万円としている。レジデンスWi-Fi事業、フリーWi-Fi事業とも好調に推移して2桁増収増益予想である。

 第1四半期は売上高が12億93百万円、営業利益が3億04百万円、経常利益が2億98百万円、純利益が1億89百万円だった。レジデンスWi-Fi事業における高採算案件の売上計上や生産性向上などで順調だった。通期予想に対する進捗率は売上高が26.0%、営業利益が45.4%と高水準である。通期ベースで好業績が期待される。

■株価は調整一巡して出直り期待

 株価(18年9月1日付で株式2分割)は、地合い悪の影響で12月13日の戻り高値2165円から急反落したが、12月26日の直近安値1483円から切り返して調整一巡感を強めている。1月7日には1750円まで上伸した。出直りを期待したい。1月7日の終値は1702円、今期予想連結PERは約47倍、時価総額は約162億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る