【株式市場】日経平均は大きく反発し中国景気や北米景気に敏感な銘柄が強い

株式

◆日経平均は2万359円70銭(195円90銭高)、TOPIXは1529.73ポイント(7.72ポイント高)、出来高概算(東証1部)はSQ算出があった割に少なく12億9595万株

チャート13

 1月11日後場の東京株式市場は、来週初に英国でEU離脱協定案を巡る採決があるため様子見姿勢が強まるとの見方があったが、米中通商協議を巡り、中国の高官が訪米するとの観測があり、前場一時軟化した安川電機<6506>(東1)が再び強い展開になるなど、中国景気敏感株や北米景気敏感株が堅調。日経平均は、ほぼ前引けの水準(142円38銭高の2万306円16銭)で始まり、ジリ高傾向となり、14時頃に226円09銭高(2万389円89銭)まで上げた。大引けも195円高となり大きく反発した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、正午に社長交代と最大株主である投資ファンドからの役員招聘などを発表したオリンパス<7733>(東1)が一段高となり、DNAチップ研究所<2397>(東マ)はほぼ全従業員に対するストックオプションの付与などが注目されて2日連続ストップ高。デイ・アイ・システム<4421>(JQS)は厚生労働省の雇用保険金など過少給付の件が思惑材料との見方があり急伸。

 東証1部の出来高概算はSQ算出があった割には少な目で12億9595万株(前引けは6億8819万株)、売買代金は2兆5029億円(同1兆3387億円)。1部上場2128銘柄のうち、値上がり銘柄数は1033(同1118)銘柄、値下がり銘柄数は1003(同910)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、精密機器、不動産、電力・ガス、電気機器、輸送用機器、機械、海運、非鉄金属、鉄鋼、ゴム製品、などだった。(HC)

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