マルマエの月次受注動向は半導体、FPD分野の停滞傾向を受け前月比1.1%減に

株式市場 銘柄

■2019年1月、半導体分野ではロジック向け設備投資案件の回復が続く

 マルマエ<6264>(東1)が2月18日に発表した2019年1月度の月次受注残高は、半導体分野、FPD分野とも受注および出荷検収が停滞傾向にあり、半導体分野の受注残高は5.21億円(前月比3.4%減、前年同月比では28.5%減)となり、FPD分野の受注残高は1.74億円(同6.2%増、同43.1%減)となった。その他分野においては、主だった動きはなく、全体では7.01億円(同1.1%減、同33.7%減)だった。

 今後の見通しは、半導体分野では、ロジック向けの設備投資案件については回復が続
いているが、メモリ向けの投資は先細りの見通しとなっている。メモリ向け投資が再開するまでは、出荷検収に対しての受注が不足することで、受注残としては停滞傾向となる可能性がある。ただし、半導体向け受注品種は消耗品比率が高いことから、新規装置需要に関わらず、一定の受注は確保していく見通しとした。

 また、FPD分野では、中小型パネル向けが停滞していることから大型液晶パネル向けへ受注品種の転換を進めている。当期第4四半期からは効果が出始める見通しとした。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る