アイリックコーポレーションは高値更新の展開、19年6月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 アイリックコーポレーション<7325>(東マ)は、来店型保険ショップ「保険クリニック」を直営とFCで全国展開し、Fintech企業としての成長を目指している。19年6月期大幅増収増益予想である。株価は高値更新の展開だ。自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。

■来店型保険ショップ「保険クリニック」やシステム開発を展開

 18年9月東証マザーズに新規上場した。自社開発した保険分析・検索システムを活用して来店型保険ショップ「保険クリニック」を直営とFCで全国展開している。18年12月末時点の店舗数は直営34店舗、FC153店舗である。Fintech企業としての成長を目指し、19年1月には保険証券をテキストデータ化する「保険証券OCRサービス」も開始した。

 事業区分は、保険販売事業(保険ショップ直営店売上)、ソリューション事業(保険ショップFC店の初期登録料・月額利用料・ロイヤリティ・共同募集手数料・ASシステム利用料)、システム事業(保険分析・販売支援等のシステム受託開発、スマートOCRなど)としている。

■19年6月期大幅増収増益予想

 19年6月期連結業績予想は、売上高が18年6月期比15.9%増の35億84百万円、営業利益が66.6%増の4億44百万円、経常利益が75.7%増の4億41百万円、純利益が75.4%増の3億06百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が17億59百万円、営業利益が2億24百万円だった。保険販売事業が好調に推移して売上高、営業利益とも計画を上回った。そして通期予想に対する進捗率は売上高49.1%、営業利益50.5%と順調だった。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は高値更新の展開

 株価は高値更新の展開だ。3月7日には3165円まで上伸した。自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。3月7日の終値は3050円、今期予想連結PERは約39倍、時価総額は約127億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る