JFEシステムズの原価計算・管理パッケージ「J-CCOREs」がイソライト工業に採用される

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■原価計算手順と損益管理の標準化を実現

 JFEシステムズ<4832>(東2)は4月11日の午後、同社製の原価計算・採算管理パッケージ「J-CCOREs」がセラミックファイバーなど「耐火断熱」製品の大手イソライト工業<5358>(東1)に導入されたと発表した。商品アイテム数の増加にともなう原価計算手順の複雑化解消と損益管理の標準化を目的に、原価計算システムをリプレースした。

 選定にあたっては、「原価計算システムとしての基礎機能」、「プロセス製造への適合性」、「単独で運用できること」、「インターフェースの分かりやすさ」、「十分な実績、価格の合理性」の5つを要件とし、「J-CCOREs」が最も要件を満たしていたという。

◆異常値が発生している製造プロセス特定など分析精度の向上も実現

 「J-CCOREs」の導入により、国内2工場で異なっていた原価計算手順と損益管理を標準化し、計画原価と実際原価の差異分析や工場決算業務に要する日程を短縮した。さらに、プロセス製造特有の複雑な工程ごとの原価管理が可能となったことにより、原価の異常値が発生している製造プロセスの特定など、データ分析精度の向上も実現した。

 原価計算・採算管理パッケージ「J-CCOREs」は、工程別・製品別に製造原価を把握できる、「原価計算・採算管理パッケージ」になる。原価計算・損益計算の運用実現にとどまらず、新製品原価、原料単価変動にともなう高速なシミュレーションや様々な視点での差異分析機能まで対応し、製造コスト・収益の可視化を実現し、具体的な原価改善・利益改善へつなげる。(HC)

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