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レゾナック、AI画像解析で誤検出率9割超低減、製造検査の精度を約4割改善
- 2025/12/15 14:56
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■誤検出率40.8%から3.2%へ低下、材料検査の自動化を加速
レゾナック・ホールディングス<4004>(東証プライム)傘下のレゾナックは12月15日、材料検査にディープラーニングを活用した画像解析技術で、検査精度を約4割改善したと発表した。計算情報科学研究センターと、ニューロダイバーシティ人材で構成する専門部署「ジョブ・サポートチーム」が連携し、高品質な教師データの内製化を実現。球状アルミナの画像検査で、誤検出率を40.8%から3.2%へ大幅に低下させた。
ディープラーニングによる検査自動化では、ベテラン検査員の判断を反映した教師データの精度が成否を左右する。一方、ピクセル単位での正確な作業と膨大な工数が課題だった。同社はジョブ・サポートチームが教師データ作成を担う体制を構築し、集中力と丁寧さを強みとする人材特性を生かして、迅速かつ正確なデータ作成を可能にした。
同社子会社レゾナック・セラミックス富山工場の球状アルミナ製造で検証した結果、OK/NG判定精度の向上や製造条件へのフィードバックが可能となり、生産性向上が期待される。教師データ内製化によるノウハウ蓄積と、障がい者インクルージョンを基盤とした人材活用を通じ、製造現場のDXと企業価値向上を同時に進める。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























