RPAホールディングスは自律調整を交えながら上値試す、20年2月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 RPAホールディングス<6572>(東1)は、ロボットアウトソーシング事業およびロボットトランスフォーメーション事業を主力としている。19年2月期大幅増収増益予想だった。20年2月期も大幅増収増益予想である。株価は急伸して上場来高値を更新している。自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。

■RPAサービスなど展開

 RPA(Robotic Process Automation)技術や、AI(人工知能)技術を活用して、人事・経理・営業事務などの定型業務代行プラットフォーム「BizRobo!」を提供するロボットアウトソーシング事業、およびアフィリエイト型広告サービスやBtoBマーケティングサービスのロボットトランスフォーメーション事業を主力としている。RPAサービス「BizRobo!」の利用企業数は19年1月時点で1000社を突破した。

■19年2月期大幅増収増益、20年2月期も大幅増収増益予想

 19年2月期連結業績は、売上高が18年2月期比95.4%増の81億85百万円、営業利益が2.1倍の9億54百万円、経常利益が2.0倍の9億08百万円、純利益が90.7%増の5億59百万円だった。既存顧客の追加導入や新規顧客への新規導入で、主力のロボットアウトソーシング事業が2.0倍増収、ロボットトランスフォーメーション事業が2.1倍増収と大幅伸長した。

 20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比71.2%増の140億16百万円、営業利益が67.9%増の16億03百万円、経常利益が71.9%増の15億61百万円、純利益が66.6%増の9億31百万円としている。引き続き主力のロボットアウトソーシング事業、ロボットトランスフォーメーション事業が大幅伸長する見込みだ。収益拡大基調だろう。

■株価は自律調整を交えながら上値試す

 株価(18年12月1日付で株式5分割、19年3月27日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は急伸して上場来高値更新の展開だ。4月19日には5620円まで上伸した。自律調整を交えながら上値を試す展開が期待される。4月23日の終値は5460円、今期予想連結PERは約158倍、時価総額は約1466億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る