ジャパンミートは調整一巡、19年7月期増収・経常増益予想

株式市場 銘柄

 ジャパンミート<3539>(東1)は関東圏中心のスーパーマーケット事業を主力としている。19年7月期増収・経常増益予想である。第2四半期累計は順調だった。通期ベースでも好業績を期待したい。株価は戻り高値圏から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。

■関東圏中心のスーパーマーケット事業が主力

 関東圏中心に、食品スーパー「生鮮館」「卸売市場」「パワーマート」および業務用スーパー「肉のハナマサ」のスーパーマーケット事業を主力として、焼肉店「焼肉や漫遊亭」などの外食事業、食フェスエンターテインメントのイベント関連事業、スーパーマーケットレジ業務請負のアウトソーシング事業も展開している。

 19年1月末時点のグループ店舗数はスーパーマーケット事業83店舗、外食事業16店舗である。なお埼玉県東部エリア中心に地域密着のスーパーマーケットを展開するタジマを子会社化(株式譲渡実行5月1日予定)する。

■19年7月期増収・経常増益予想

 19年7月期の連結業績予想は、売上高が18年7月期比1.6%増の1100億41百万円で、営業利益が5.3%増の46億86百万円、経常利益が4.5%増の47億50百万円、純利益が1.1%減の27億42百万円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比1.8%増の563億16百万円、経常利益が5.4%増の27億18百万円だった。既存店売上が堅調(スーパーマーケット事業100.9%、外食事業101.1%)に推移し、新規出店も寄与して増収増益だった。

 第2四半期累計の進捗率は売上高51.2%、経常利益57.2%と順調だった。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は戻り高値圏2000円近辺から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。4月26日の終値は1708円、今期予想連結PERは約17倍、時価総額は約456億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る