ケイアイスター不動産が高い、売上高を従来予想比20%引き上げ各利益は最高更新の見込み

株式市場 銘柄

■国交省「2018年度・優秀外国人建設就労者」表彰も受けブランド大きく向上

ケイアイスター不動産<3465>(東1)は5月7日の後場寄り後に1666円(19円高)前後で推移し、出直り基調となっている。大型連休前の4月26日、2019年3月期の連結業績予想の修正を発表し、売上高を従来予想を20.0%引き上げて1030億円の見込み(前期比では60.7%の増加)としたほか、各利益もそろって最高を更新する数字としたことなどが注目されている。

 各利益の着地見通しは従来予想を若干引き下げたが、営業利益は59.0億円の見込み(同11.4%の増加)とし、親会社株主に帰属する当期純利益も34.5億円の見込み(同1.7%の増加)とした。経常利益とともにそろって最高を更新することになる。決算発表は5月10日の予定。

 また、同社では、国土交通省の「2018年度・優秀外国人建設就労者」にベトナム国籍の社員が選ばれたほか、4月初には、地元・埼玉県の「多様な働き方実践企業」として最上位の「プラチナ+(プラス)」の認定を受けた。ブランドイメージを大きく向上させることになり、事業展開にとっても大きな追い風になることが期待されている。

 最上位の賞を受賞したグエン・ヴァン・リンさん(ベトナム)は、同社に現在35人在籍するベトナム人実習生のリーダーとして活躍している。施工技術では、社内の日本人も含む表彰で1位を獲得するなど、評価が高く、日本語能力試験では、上から2番目に難しい「N2」に合格した。日本語で日本の運転免許証も取得しているという。

 また、同社は4月初に、地元・埼玉県の「多様な働き方実践企業」として最上位の「プラチナ+(プラス)」の認定を受けた。やはり、ブランドイメージを大きく向上させることになるとして注目されている。(HC)

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