パイプドHDのグループ企業、パイプドビッツは「販売代理店営業支援システムソリューション」を開発

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■メーカー企業と販売代理店の情報交換を促進し、ノウハウ提供に係る業務効率化を実現

パイプドHD<3919>(東1)のグループ企業、パイプドビッツは、メーカー企業向けに販売代理店が販売ノウハウや商品知識を効率的に習得できる「販売代理店営業支援システムソリューション」を開発し、6月3日より提供開始した。本ソリューションにより、メーカー企業と販売代理店の情報交換を促進し、ノウハウ提供に係る業務効率化を実現した。

 パイプドビッツでは、金融・保険、官公庁、メーカー、不動産、ITなど、各業界に特化した事業部制を採用しており、「業界×IT」をコンセプトにそれぞれの業界が持つ課題に対してITを活用したソリューションを提供している。約100社のメーカー企業を担当する事業部では、以前から「販売代理店内の営業担当者への情報提供を効率化したい」、「紙で配布している資料やマニュアルをクラウド化したい」というメーカー企業の声が多く寄せられていた。そこでパイプドビッツは、メーカー企業の商材に合わせた代理店専用サイトを短期間で柔軟に構築でき、販売代理店の販売ノウハウや商品知識の習得を効率化するシステムを構築した。

 「スパイラル」では、あらかじめ用意された600以上のコンポーネントをブラウザ操作で組み合わせるだけで、プログラミング知識がなくても専用のアプリケーションを直感的に作成できる。また、メールマガジンや問い合わせ管理、顧客情報管理など、よくあるアプリのテンプレートも多数用意されているため、販売代理店の営業活動をサポートする専用サイトを短期間で柔軟に構築できる。

 代理店専用サイトでは、販売代理店がメーカー企業に24時間相談可能な掲示板や問い合わせフォーム、商品カタログやマニュアルなどの検索・ダウンロード機能、商品知識を身に付けるためのeラーニング機能など、商材に合わせた機能を搭載できる。メーカー企業はこれまで直接行っていた勉強会や商品情報提供に要する業務コストを削減でき、販売代理店は効率的に商品知識を習得できる。

 本ソリューションは、すでに「スパイラル」を基盤に販売代理店や利用企業向けのサービスを開発したメーカー企業の導入事例を参考に開発されており、コクヨ株式会社では、販売代理店向け会員制Webサイトを開発し、新人でも密度の高いヒアリングと改善提案が行えるようになり、若手による受注が増加する効果が出ている。また、製品マニュアルを顧客1社ごとに個別配布していた作業をクラウド化した富士通エフ・オー・エム株式会社では、製品推進担当者の作業効率を大幅に向上し、クラウドを活用してマニュアルサービスや新しい情報を広く顧客に届け、顧客からも「直感的に使える」、「動作速度も快適に使えている」と高評価を得ている。

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