【株式市場】高業績株など強く日経平均は後場持ち直し小幅安で2日続落

株式

◆日経平均は2万1616円80銭(41円35銭安)、TOPIXは1568.57ポイント(2.95ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億6264万株

チャート13

 7月29日(月)後場の東京株式市場は、東京エレクトロン<8035>(東1)が時間とともに持ち直すなど、主な半導体関連株の回復、プラス転換が目立ち、日経平均は約100円安で始まった。川崎汽船<9107>(東1)などの海運株が前場に続いて高いまま推移し、日本水産<1332>(東1)はジリ高傾向を継続。日経平均は時間とともに持ち直し、大引けは41円安で小幅続落にとどまった。日経JASDAQ平均と東証マザーズ指数は前引けに続いて高い。

 後場は、イントラスト<7191>(東1)が第1四半期の決算発表を見て今期の展望に信頼感が強まったとの見方で朝方急伸のあとジリ高傾向を継続。パーカーコーポレーション<9845>(東2)はナノ素材やエアコンの静音剤などが注目されて一段ジリ高。メディア工房<3815>(東マ)は中国から日本への医療・ヘルスケア旅行事業が注目されて後場もストップ高を継続。環境管理センター<4657>(JQS)は6月決算が注目されて後場ストップ高に到達。

 新規上場のブシロード<7803>(東マ)は買い気配のあと9時29分に公開価格1890円)を16.6%上回る2204円で初値をつけた。その後2226円まで上げたが、後場は売買交錯となり、終値は2138円となった。

 東証1部の出来高概算は9億6264万株(前引けは4億5415万株)、売買代金は1兆7443億円(同8293億円)。1部上場2151銘柄のうち、値上がり銘柄数は952(同838)銘柄、値下がり銘柄数は1091(同1186)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けは9業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、電力・ガス、水産・農林、情報・通信、食品、精密機器、空運、などが高い。(HC)

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