大日本印刷が急伸、第1四半期好調でインテリジェントウェイブの大幅増益も好感

株式市場 銘柄

■インテリジェントWの6月決算は前期受注の反動減を埋め営業利益68%増加

大日本印刷<7912>(東1)は8月8日、大きく出直って始まり、取引開始後に9%高の2329円(200円高)まで上げ、ほぼ1週間ぶりに2300円台に復帰した。7日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)の連結純利益が前年同期比78%増加。また、同時に連結子会社インテリジェント ウェイブ<4847>(東1)も6月決算を発表し、連結純利益が前期比81%増加。注目集中となった。

 インテリジェント ウェイブが7日発表した2019年6月期の連結業績は、前期の特定顧客向けの大型システム開発案件の反動があり、売上高は前期比1.5%減の104.43億円となった。

 ただ、この減少を、その他の顧客向けとクラウドサービス事業の増加によってあらかた補うことができ、不採算案件がなかったことや自社製パッケージソフトウェアの「NET+1(ネットプラスワン)」の伸びにより、営業利益は同68.3%増加して9.21億円となり、純利益も同81.2%増加して6.83億円となった。

 インテリジェント ウェイブの今期・2020年6月期の連結業績予想は、売上高が106.0億円(前期比1.5%の増加)、営業利益は10.0億円(同8.5%の増加)、純利益は7.2億円(同5.3%の増加)、予想1株利益は27円37銭。また、中期事業計画では、2022年6月期に売上高120億円、営業利益12億円、営業利益率10.0%を目指す。(HC)

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