ストリームの第2四半期連結業績はインターネット通販事業など好調で黒字に

■今後新プライベートブランド「イーネーズ(enas)」を展開

 ストリーム<3071>(東2)は9日、20年1月期第2四半期の連結決算を発表し、売上高は前年同期比2.5%増加して114億19百万円、営業利益は73百万円(前年同期は5百万円)、経常利益は68百万円(同3百万円)、四半期純利益は31百万円(同10百万円の赤字)となり、黒字化した。

 主力のインターネット通販事業では、売上高は101億99百万円(前年同期比5.0%増)、営業利益は1億18百万円 (前年同期は8百万円の赤字)だった。 同社が出店する「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Amazonマーケットプレイス」などの外部サイトの売上が引き続きOA周辺機器や掃除機・洗濯機を中心に堅調に推移した。また、タブレットなどのOA機器も前年同期比で伸長している。サイト別では、「Amazonマーケットプレイス」では、取扱いアイテムも広げて売上は好調に推移している。オリジナルサイト「ecカレント」では、在庫施策と連動させたプロモーションを展開。設置サービスが必要な冷蔵庫、洗濯機等の大型家電の売上が大きく伸長し好調に推移している。

 なお、同社では、今年7月に設立20周年を迎えたのを機に、今後新プライベートブランド「イーネーズ(enas)」を展開するとし、今秋、その第1弾となるアイテムの発売を予定している。

 ビューティー&ヘルスケア事業では、売上高は9億79百万円(前年同期比10.2%減)、営業利益34百万円(前年同期比48.1%増)だった。新商品の「エックスリュークス エグゼティシャン スカルプブラシ」及び訪日観光客のニーズを見据えた「オリガミ エクセレントセラム」が寄与した。利益面は、原価及び広告宣伝費などの見直しで当初計画より上回った。

 今期20年1月期の連結業績予想は、期初に開示した見通しを据え置き、売上高253億20百万円(前期比11.9%増)、営業利益2億05百万円(前期は17百万円)、経常利益1億91百万円(同06百万円)、純利益94百万円(同1億20百万円の赤字)としている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る