クリナップが高値に迫る、業績予想の大幅増額を機に営業戦略など高評価

■新製品のシステムキッチンと相乗効果が

クリナップ<7955>(東1)は11月27日、取引開始後に680円(15円高)まで上げ、11月5日につけた年初来の高値700円に向けて出直りを強めている。10月末に業績予想の大幅な増額修正を発表し、今3月期の連結営業利益は従来予想の2.2倍の24.5億円の見込みなどとしたことへの評価が再燃している。

 業績予想の増額修正を発表した翌日(11月1日)の株価はストップ高の急伸となった。その後は700円まで上げて高値もみ合いに転じているが、新製品のシステムキッチン「CENTRO(セントロ)」、「STEDIA(ステディア)」などを軸に、ショールームでの価値提供の強化、会員登録制組織「水まわり工房」加盟店をはじめとした流通パートナーとの連携、といった相乗的な営業戦略が効果を現してきたと期待する動きがある。(HC)

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