住友電工が急反発、業績・配当予想の増額などが好感、3カ月続いたもみあいを飛び出す

■3月期末配当は前回予想比5円増の41円に

 住友電気工業<5802>(東証プライム)は11月5日、急反発で始まり、取引開始後は10%高の2574.0円(242.0円高)をつけ、ここ3カ月続いたもみあいを飛び出す相場になっている。前取引日の15時に発表した第2四半期決算(2024年4~9月・累計、連結)が営業利益で77%増加するなど大幅に拡大し、従来予想を上回り、今3月期の連結業績予想の増額修正も発表。好感買いが先行している。

 4~9月は、ワイヤーハーネス、電力ケーブル、光デバイスなどの好調に加え、生産性改善やコスト低減、売値改善などの結果、売上高は前年同期比8.5%増加、営業利益は同77.2%増加、親会社株主に帰属する中間純利益は2.8倍になった。今期.25年3月期の連結業績予想は、売上高については銅価の影響等により前回発表予想を下回る見込みとしたが、営業利益は従来予想を4.0%上回る見込みに見直し、親会社株主に帰属する当期純利益は同3.4%上回る見込みに見直した。

 また、3月期末配当を前回予想の1株36円から5円増の41円の予定に見直した。これにより、年間配当金は1株当たり77円(前期も77円)になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る